Entries
シャトルの事故で数日分の記憶を無くしたトワイレックの娘は、モス・エスパという街に放り出された。
持っているのはハンドガンに数日分の食料。行き交う様々な人々を見ながら立ち尽くす。
「ここは何処?江戸の町でゴロツキに拐かされそうになって・・・、
慌てて課金したのを覚えてるわ・・・。え?課金って何の事だったかしら?」
周りを見渡すと、彼女が住んでいた江戸の街とはまるで様子が違う。
彼女は気付いた、此処は以前から噂になっていたSWGのカタナと言う世界だという事を。
そして彼女は途方に暮れた。
記:これはStarWarsGalaxies(SWG)というMMOをネタにしたフィクションでありますw。
続きを読むでお読みくださいまし。
持っているのはハンドガンに数日分の食料。行き交う様々な人々を見ながら立ち尽くす。
「ここは何処?江戸の町でゴロツキに拐かされそうになって・・・、
慌てて課金したのを覚えてるわ・・・。え?課金って何の事だったかしら?」
周りを見渡すと、彼女が住んでいた江戸の街とはまるで様子が違う。
彼女は気付いた、此処は以前から噂になっていたSWGのカタナと言う世界だという事を。
そして彼女は途方に暮れた。
記:これはStarWarsGalaxies(SWG)というMMOをネタにしたフィクションでありますw。
続きを読むでお読みくださいまし。
.
江戸に居る頃は廻船問屋の飯炊き女としてくらしていた。
独り身の気軽さで、世辞にも高いとは言えない給金でも立派に勤め上げてきた。
だが飯炊きをしている内に見知った廻船問屋の内情は裏社会のようで好きになれなかった。
カタナに来た今、新しい生活が始まる事に心踊る心地だったが、今度こそは真っ当な職を持ちたいと思った。
もちろん銃を持っての戦闘などしたことは無い。
それに周りを行き交う武器をこれ見よがしに持ち歩く様な輩と同じ事をしたいとは思わなかった。
「私は此処でなにをすれば良いの?・・・何が出来るの?」
手荷物の中には一冊の説明書が入っていた。この銀河を生き抜く最初の方法が書いてある。
が、その中にはヘルパードロイドが旅の手伝いをしてくれる、と書いてあるのだが、
持ち物を見てもそのようなモノは見つからなかった。
そう彼女が来た世界は、コンバットアップグレードというシステムの改変が行われた、すぐ後の混沌とした世界。
多くの住民がこの銀河を去った。彼女が生まれた銀河は今、全てが途方に暮れていた。
残った住民が、この銀河を司る神の様な存在――一部の者は豚と呼称していたが――でさえ、
途方に暮れながらも新しい楽しみ方を探していた・・・というのが正しい所か。
皆、去っていった仲間との思い出を憂い、新しいスタイルに馴染もうとしていた。
そんな中に放り出されたウィズティは照りつける日差しの中、手荷物から地図を取り出してた。
「考えてても仕方無いわね。今いる場所は・・・モス・エスパ・・・と」
地図には様々な施設、街、名所旧跡の類が細かく書き込まれていた。
「あら?オビワンの家!サーラックの穴!モス・アイズリーのカンティーナですって!」
どれも子供の頃に夢中で見た映画に出てきた場所である。
「これは見逃しちゃぁ女がすたるってもんね。街の外は危険そうだけどなんとかなるわ、たぶん何とかなるっしょ」
そう決めるとモス・エスパの中心街から彼女は走り出した、南へ南へと。ひたすら「w」キーを押しっぱなしにして。
そう彼女にはビークルやシャトル、そしてオートランの概念が無かったのである。(ここ実話)
数時間後の事である。
「ひー、やっとアイズリーに着いたーー。死ぬかと思ったー。喉渇いたー。お風呂入りたいー。むきぃいいいー」
途中トカゲやらカエルみたいなのを倒してたら、何故かお金を拾ったので懐は温かい。
それに午後3時のサイコロタイムで出目6を出したのも大きかった。
ウィズティはまず、ホテルの予約を取ることにし、ヨタヨタになりながらホテルへと入った。
ホテルのロビーでは何人かの人々が流れる音楽と酒を楽しんでいた。中にはギャンブルマシーンにのめり込む輩も居た。
カウンターに近づき今宵の宿を求めようとしたとき、ウィズティの目は傍らに有ったモニターに釘付けになった。
そこには何人かの男女が楽器を演奏し、また軽やかに踊っているビデオが流されていた。
「GAME DOUGA・・・。ダンスユニット Heliofiesta・・・。これは何かしら?」
ポカンと口を開け、その繰り返し流れているビデオを。只々見続けた。
ボーイを呼び止めると、これは何かと尋ねた。
「イエス、マム。こちらは南にそうですねぇ、2kmほど行った所に在る、
Heliofiestaという街に住むのエンターテイナーが作った動画作品らしいですよ」
「エンターテイナー・・・。エンターテイナーって?」
「エンターテイナーと言うのは、戦闘を生業とするのではなく、ダンスやミュージックで
生計を立てる職業の事ですね、他のMMOではこんな職業は有りませんよ」
ボーイは改めてモニターを指さし、ニコリと笑った。
「エンターテイナー・・・職業ですか。それは何処に行けば見れるんですか?」
「近くのカンティーナという酒場があります。そこに行けばコレに出ている人が居ると思います」
「そう、じゃあ泊まる前にチョットお酒を頂きに行ってくる事にするわ、ありがとう」
♪5-6-7-8!なーんちゃらかんちゃーらなーんちゃらかんちゃら――
さっきみた映像が、音楽が、ステップが頭から離れない。自然と鼻歌を歌っていた。
「エンターテイナーという職業・・・何かこう惹かれる感じ・・・」
カンティーナに着いたウィズティはドキドキしながら扉を開いた。
To be continued(続くかな、コレ・・・。っつかオチをどうしよう・・・
swg movie vol.3 / music by STEPS - 5,6,7,8 / Produced by Scathacha / 無断リンク御免w
※ Scathacha氏、動画をもっと高画質にアップデートしなされw
江戸に居る頃は廻船問屋の飯炊き女としてくらしていた。
独り身の気軽さで、世辞にも高いとは言えない給金でも立派に勤め上げてきた。
だが飯炊きをしている内に見知った廻船問屋の内情は裏社会のようで好きになれなかった。
カタナに来た今、新しい生活が始まる事に心踊る心地だったが、今度こそは真っ当な職を持ちたいと思った。
もちろん銃を持っての戦闘などしたことは無い。
それに周りを行き交う武器をこれ見よがしに持ち歩く様な輩と同じ事をしたいとは思わなかった。
「私は此処でなにをすれば良いの?・・・何が出来るの?」
手荷物の中には一冊の説明書が入っていた。この銀河を生き抜く最初の方法が書いてある。
が、その中にはヘルパードロイドが旅の手伝いをしてくれる、と書いてあるのだが、
持ち物を見てもそのようなモノは見つからなかった。
そう彼女が来た世界は、コンバットアップグレードというシステムの改変が行われた、すぐ後の混沌とした世界。
多くの住民がこの銀河を去った。彼女が生まれた銀河は今、全てが途方に暮れていた。
残った住民が、この銀河を司る神の様な存在――一部の者は豚と呼称していたが――でさえ、
途方に暮れながらも新しい楽しみ方を探していた・・・というのが正しい所か。
皆、去っていった仲間との思い出を憂い、新しいスタイルに馴染もうとしていた。
そんな中に放り出されたウィズティは照りつける日差しの中、手荷物から地図を取り出してた。
「考えてても仕方無いわね。今いる場所は・・・モス・エスパ・・・と」
地図には様々な施設、街、名所旧跡の類が細かく書き込まれていた。
「あら?オビワンの家!サーラックの穴!モス・アイズリーのカンティーナですって!」
どれも子供の頃に夢中で見た映画に出てきた場所である。
「これは見逃しちゃぁ女がすたるってもんね。街の外は危険そうだけどなんとかなるわ、たぶん何とかなるっしょ」
そう決めるとモス・エスパの中心街から彼女は走り出した、南へ南へと。ひたすら「w」キーを押しっぱなしにして。
そう彼女にはビークルやシャトル、そしてオートランの概念が無かったのである。(ここ実話)
数時間後の事である。
「ひー、やっとアイズリーに着いたーー。死ぬかと思ったー。喉渇いたー。お風呂入りたいー。むきぃいいいー」
途中トカゲやらカエルみたいなのを倒してたら、何故かお金を拾ったので懐は温かい。
それに午後3時のサイコロタイムで出目6を出したのも大きかった。
ウィズティはまず、ホテルの予約を取ることにし、ヨタヨタになりながらホテルへと入った。
ホテルのロビーでは何人かの人々が流れる音楽と酒を楽しんでいた。中にはギャンブルマシーンにのめり込む輩も居た。
カウンターに近づき今宵の宿を求めようとしたとき、ウィズティの目は傍らに有ったモニターに釘付けになった。
そこには何人かの男女が楽器を演奏し、また軽やかに踊っているビデオが流されていた。
「GAME DOUGA・・・。ダンスユニット Heliofiesta・・・。これは何かしら?」
ポカンと口を開け、その繰り返し流れているビデオを。只々見続けた。
ボーイを呼び止めると、これは何かと尋ねた。
「イエス、マム。こちらは南にそうですねぇ、2kmほど行った所に在る、
Heliofiestaという街に住むのエンターテイナーが作った動画作品らしいですよ」
「エンターテイナー・・・。エンターテイナーって?」
「エンターテイナーと言うのは、戦闘を生業とするのではなく、ダンスやミュージックで
生計を立てる職業の事ですね、他のMMOではこんな職業は有りませんよ」
ボーイは改めてモニターを指さし、ニコリと笑った。
「エンターテイナー・・・職業ですか。それは何処に行けば見れるんですか?」
「近くのカンティーナという酒場があります。そこに行けばコレに出ている人が居ると思います」
「そう、じゃあ泊まる前にチョットお酒を頂きに行ってくる事にするわ、ありがとう」
♪5-6-7-8!なーんちゃらかんちゃーらなーんちゃらかんちゃら――
さっきみた映像が、音楽が、ステップが頭から離れない。自然と鼻歌を歌っていた。
「エンターテイナーという職業・・・何かこう惹かれる感じ・・・」
カンティーナに着いたウィズティはドキドキしながら扉を開いた。
To be continued(続くかな、コレ・・・。っつかオチをどうしよう・・・
swg movie vol.3 / music by STEPS - 5,6,7,8 / Produced by Scathacha / 無断リンク御免w
※ Scathacha氏、動画をもっと高画質にアップデートしなされw
コメント
[C247] お久しぶりです
- 2010-06-26 03:24
- 編集
[C249]
>Scathacha
もう5年かー。あの頃の5-6-7-8を見た衝撃がもっとコレで書けてれば良かったんだけどねー。
ただ褒め殺しは危険なので自粛w。
今回はフリーダムなSWGの世界に初エンカウンター物語なので、
出来れば次作で・・・と思うんだけど、動画ウォークスルー小説って難しそうなので、
悩みつつ、・・・悩みつつ・・・、一向に筆が進まないので有りました。
もう5年かー。あの頃の5-6-7-8を見た衝撃がもっとコレで書けてれば良かったんだけどねー。
ただ褒め殺しは危険なので自粛w。
今回はフリーダムなSWGの世界に初エンカウンター物語なので、
出来れば次作で・・・と思うんだけど、動画ウォークスルー小説って難しそうなので、
悩みつつ、・・・悩みつつ・・・、一向に筆が進まないので有りました。
- 2010-06-27 01:38
- 編集
コメントの投稿
トラックバック
- トラックバック URL
- http://wizti.blog38.fc2.com/tb.php/222-a6f7854b
- この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
5年?ですか?
この次の動画に初出演したんですよね。
初出演の方は中央に配置になるので、今見ても分かるはず。
是非是非、次回作もお願いします。
期待しております。
PS,
高画質ですか?当時のデータあるかなあw